ホーム > ようこそ知事室へ > 知事記者会見録 > 知事記者会見(定例記者会見)/令和8年7月1日/庁議報告ほか

関連分野

更新日付:2026年7月23日 広報広聴課

知事記者会見(定例記者会見)/令和8年7月1日/庁議報告ほか

知事コメント動画

  • 知事コメント動画はこちら

知事記者会見録

会見日時:令和8年7月1日水曜日 11時00分~12時00分
会見場所:県庁西棟889会議室
会見者:宮下知事

〇幹事社
ただ今から定例記者会見を始めます。
まずは知事から報告をお願いします。

〇知事
本日、私からは3点報告がございます。
【岩手県沖地震への対応】
まず1点目ですが、岩手県沖地震の状況と現時点での県の対応についてご報告申し上げます。
6月25日、そして6月28日と連続で発生した岩手県沖地震で被災された県民の皆さまにおかれましては、お見舞いを申し上げます。
マグニチュード7クラスの地震が連続で発生していますので、県民の皆さまにおかれましては、自らの備えを徹底していただけるよう重ねてお願い申し上げます。
6月25日午前7時30分頃に発生した地震では、マグニチュード7.2、最大震度は階上町で6強となりました。津波はありませんでしたが、続けて6月28日にもマグニチュード6.1の地震があり、これらの地震により被害が拡大しているという状況だと認識しています。
人的被害は、死者はなかったものの負傷者が10名となっております。
また、建物等の被害は、現時点で把握している分ということですが、住家26棟、それから非住家635棟、合わせて661棟となっております。
今後の市町の調査が進むにつれて、被害はさらに大きくなるものと見込んでおります。
その他の被害の状況ですが、停電は820件ありましたが、いずれも復旧しております。
医療機関では、十和田市民病院や松平病院、青森労災病院等で被害がありました。
漁港関係では、八戸漁港で陥没や沈下が発生いたしましたが、現在、すでに復旧工事に当たっているという状況です。
道路については、4月の三陸沖地震で外壁が崩落した建物2棟で再度崩落がありまして、歩道の通行規制を継続しています。
県の支援については、現時点の状況ですが、青森県特別保証融資制度「経営安定化サポート資金」、この災害枠に「令和8年岩手県沖を震源とする地震による災害」を指定しております。
また、被災事業者に対する補助について、八戸市から支援要請を受けておりますので、この支援の検討に着手しています。条件が整えば、県としても支援をさせていただきたいと思っています。
引き続き被害状況を把握し、支援ニーズに的確かつスピーディに対応していきたいと考えております。
【プロスポーツこどもDAY】
2点目ですが、「プロスポーツこどもDAY」を実施したいと考えております。
「もっと近くで、もっと熱く」をキーワードに、県内プロスポーツチームを試合会場で応援し、自分たちの応援でチームに勝利をもたらすという体験を子どもたちにしてほしいと思っています。
概要ですが、応援グッズの制作ワークショップと試合観戦を今年度中に計4回行うこととしています。対象となるチームは、青森ワッツ、ヴァンラーレ八戸、東北フリーブレイズとなっています。
青森ワッツは、青森会場と弘前会場、ヴァンラーレ八戸と東北フリーブレイズは八戸会場で行います。
内容ですが、地元アーティストを講師とした応援グッズ等の作成や、選手との交流体験、応援歌の練習などに参加していただきます。対象は小中高校生、各回25名程度となります。
参加者の皆さんには、県内プロスポーツのホームゲームを無料で観戦していただきます。その際には、ワークショップで制作した応援グッズを活用して観戦したり、セレモニーや記念撮影に参加したり、試合会場のモニターやブースではワークショップの様子を放映したいと思っております。
対象となるのは、小中高校生とその保護者となっており、各回50組100名、うち25組50名は、応援グッズ制作ワークショップ参加者とその保護者とさせていただきます。
今年度の日程ですが、ヴァンラーレ八戸は、ワークショップが8月23日、試合観戦が8月29日となっています。申込期間は、来週7月8日から7月24日までです。
青森ワッツは、弘前会場の方は日程が決まっています。申込期間は、ヴァンラーレ八戸と同じく来週7月8日から24日まで、ワークショップは9月21日、試合観戦は11月22日となっています。
青森ワッツの青森会場は、来年1月に開催する予定ですので、これについては後日お知らせします。
また、東北フリーブレイズも11月上旬から中旬にかけてワークショップを開催し、試合観戦を12月上旬に予定しておりますので、日程が決まり次第、告知させていただきたいと思います。
ということで、「プロスポーツこどもDAY」第一弾として、ヴァンラーレ八戸と青森ワッツの参加者を募集しておりますので、是非皆さん、奮ってご応募いただきたいと思います。
【青の煌めきあおもり国スポ・障スポ「炬火集火式、推し土産総選挙」】
最後、3点目ですが、国民スポーツ大会がいよいよ間近に迫ってまいりました。私も楽しみにしておりますし、スポーツで青森県が一つに、そして県民の心が一つになる、そうした大会を目指していきたいと思います。
炬火については、各市町村で式典を開催していただいていますが、この集火式を7月25日に、三内丸山遺跡で開催したいと思っています。スペシャルゲストとして、サプライズになると思いますが、松山ケンイチさんをお招きしてのトークセッション、それに加えて、本県出身のアスリートであります福士加代子さん、アーチェリーの古川高晴さんをお招きしてトークイベントを開催する予定となっております。
併せて、ブルーインパルスの展示飛行がありますので、奮って県民の皆さまにはご参加をいただきたいと思っております。
プログラムは、資料に掲載したとおりとなっております。
また、会場では、キッチンカーの出店や、限定グッズの販売ブースもありますので、併せて楽しみにしていただきたいと思います。
炬火集火式の観覧はもちろん無料です。当日は、三内丸山遺跡も無料開放しますので、是非、皆さんに来ていただきたいと思います。
ただ、客席での観覧をご希望する場合、椅子に座ってトークショーとイベントをご覧になりたい方については、抽選となります。200名分の席をご用意しておりまして、この200名については抽選になりますので、専用フォームからお申込みください。申込期間は本日から7月10日までとなっていますので、こちらも奮ってご応募いただければと思っております。
この客席エリア以外は立ち見とはなりますが、どなたでも観覧いただけます。当日は、できれば晴れてほしいとは思っていますが、厳しい暑さが予想されますので、各自熱中症対策を実施した上でご参加いただきたいと思います。
駐車場には限りがありますので、できる限り公共交通機関を利用してご来場くださるようお願いします。
もう一点、国スポ・障スポ関連でお知らせがあります、「青の煌めきあおもり推し土産総選挙」をいよいよ実施いたします。
県内事業者の皆さんにお土産品のエントリー商品を募集したところ、「食品」「お菓子」「ソフトドリンク」「お酒」「工芸品・雑貨」の5部門で計160商品が集まりました。この中からWEB投票、県民による総選挙で「推し土産グランプリ」を決めたいと思っています。
特設サイトが本日オープンしますので、是非、各部門からイチオシ商品を選んで投票していただきたいと思います。得票数の多い商品を、「グランプリ」として部門ごとに1商品、「入賞商品」として部門ごとに5商品選びますので、合計30商品を選ぶこととなります。
また、投票いただいた方の中から、抽選で30名の方に県産品をプレゼントさせていただきますので、是非、こちらも奮ってご参加いただきたいと思います。
私からは以上です。

〇幹事社
それでは、ただ今の報告に対する各社からの質問とします。
質問は、報告のあった項目ごととしますので、簡潔になるようご協力をお願いします。
それでは、1点目の岩手県沖地震への対応で質問のある方は挙手をお願いします。

〇記者
被害状況は、まだ調査中であるとは思いますが、現段階での被害の規模感について、知事はどのように捉えていらっしゃいますか。

〇知事
まず、昨年12月にも地震があった地域ですので、連続した地震によって、非常に被害が広がっているという認識を持っています。
それに加えて、やはり老朽化した建物と、建物の老朽化した部分が集中して被害を受けている印象がありますので、まず市と町にしっかりと被害の状況を把握していただいて、必要な支援を県と市と町で考えていきたいと思っています。

〇記者
今、支援についても少し触れられましたが、先日、八戸市長から、昨年12月の地震の際に県と市とで構築した支援の枠組みの対象を広げてほしいというお話がありました。改めて八戸市長からの要請について、検討状況はいかがでしょうか。

〇知事
これについては当然やるものと思っています。あとは八戸市がしっかりと事業の仕組みについて構築していただければ、直ちに県としては措置したいと考えています。

〇記者
確認です。資料の方では、支援の検討着手ということでしたが、知事としては八戸市長の要請についてはやる方向で考えていらっしゃるということでしょうか。

〇知事
当然です。

〇記者
支援の枠組みは、昨年12月の地震の時に県として構築したものがベースになるのでしょうか。

〇知事
ベースになると思いますが、上限設定も含めて、被害状況に相応しい内容で考えていただきたいと思います。

〇記者
時期については、被害状況が出揃い次第と考えていてよろしいでしょうか。

〇知事
それはいつでも大丈夫で、私たちはいつでも応援できる環境は整えています。

〇記者
市町村の方の調査と制度設計ができ次第ということでしょうか。

〇知事
スピーディにやっていただきたいと思います。

〇記者
昨年の12月から大きな地震が続いております。今回、被害のあった建物以外も、地震が続いたことでダメージが蓄積していて、現状、表面化していない建物の耐震性というものにも影響が出ている可能性もあるかと思います。
事業者の支援に加えて、そういった問題への対策について、どのように考えてらっしゃいますか。

〇知事
当然、市と町が最前線で対応に当たっていますので、そこで技術的な支援が求められるようなことがあれば、県としても技術チームの派遣などについて積極的に考えていきたいと思います。

〇記者
連続して地震が起きていることで、単発の災害というより一連の災害として捉えた上で、例えば、国に支援などを求めるというお考えは現段階でありますでしょうか。

〇知事
直ちに国にということよりは、まず連続して地震が起こっている、その被害が広がっている、そして蓄積しているということについては、まずしっかりと市と町でその現場の状況を把握していただいて、それに対する相応しい支援措置を県と市と町で連携してとっていくということだと考えています。

〇記者
2点お伺いします。まず1点目、先ほども少しありましたが、地震が連続する中、県民の皆さんに向けて、この機会に防災グッズの見直しや家具の固定など、踏み込んだ呼びかけがあればお願いしたいと思います。
また、2点目は県の対応ですが、昨年発表された「Aomori防災・減災強化Action Program」以降、県は事前防災と備蓄の強化に取り組んでいるかと思います。地震の頻発を受けて、何か新しい取組などお考えがございましたら併せてお願いいたします。

〇知事
まず、県民の皆さまへの備えの呼びかけについては、この会見の最後に私から申し上げる予定でしたので、そこで詳しく申し上げたいと思います。
それから備蓄については、改めて見直すことは現時点ではありません。備蓄については日常的な防災力の向上という観点でやっておりますので、特にこのタイミングで見直すことはないと認識しています。

〇幹事社
2点目の「プロスポーツこどもDAY」で質問のある方は挙手をお願いします。

〇記者
このようなイベントは、各クラブチームでもやって来られたと思いますが、あえて今、県として取り組む理由や、知事のねらいや思いがあればお願いします。

〇知事
プロスポーツの振興に県も大いに関与し、また、スポーツで盛り上がる青森県というものも推進していきたいという思いがあり、今回このような企画をさせていただきました。
プロスポーツの試合を無料で見られるという機会を子どもたちに提供することは、非常に大事なことだと思っていますので、体験機会の創出というか、体験格差の解消というか、そういう課題にも貢献できればという思いでやっています。

〇記者
関連して、今年度の当初予算では、子どもたちが直接プロスポーツに触れる機会を増やすようなサブスク事業の構築に関する経費があったと思いますが、その進捗はいかがでしょうか。

〇知事
今回は、子どもたちがプロスポーツに触れる機会を増やす事業の一環としてスタートするものです。サブスク事業については、子どもたちだけではなく県民の皆さまが文化・スポーツに気軽に楽しめる環境づくりを進めるものですので、発表は少し待っていただければと思います。

〇幹事社
3点目の「青の煌めきあおもり国スポ・障スポ「炬火集火式、推し土産総選挙」」で質問のある方は挙手をお願いします。
無いようですので、続いて報告以外の案件に対する質問に移りたいと思います。
まず、幹事社から陸奥湾ホタテ養殖の再生に関して伺います。
今年は、4月から6月までのホタテ半成貝の水揚げ量が前年の半分以下となるなど、高水温による被害が長期化しております。
養殖産業の再生に向けて、県は今年度、陸奥湾ホタテガイ産業のあり方検討会を設置して対応を検討していますが、現在の進捗や今後の課題についてお聞かせください。

〇知事
7月下旬には、第2回のあり方検討会を開催する予定となっており、そこで一定の方向性を出せるようにしていきたいと考えています。
第1回のあり方検討会では、湾外からのホタテガイ稚貝の移入ですとか、副業魚種としてのマガキ等の検討ですとか、高水温に対応した品種開発の必要性などについて整理しています。品種開発はなかなか難しいとは思っていますが、7月に一定の方向性が出るように議論を深めていきたいと考えています。

〇記者
陸奥湾ホタテ養殖の再生に関して、10月までに「陸奥湾ホタテガイ総合戦略」を見直すとともに、「陸奥湾ホタテガイ養殖将来モデル」を今年度中に策定するというお話が常任委員会(農林水産委員会)でありましたが、その進捗はいかがでしょうか。

〇知事
今の常任委員会で取り上げたことについては、多分、それ以上の進捗はないと思いますし、10月に見直すということであれば、10月までに見直すということだと思います。

〇記者
八甲田のクマの関連でお伺いしたいと思います。
昨日、青森市役所で開催された関係機関の会議(八甲田地区のツキノワグマによる人身被害等対策の関係者会議)の中で、今月末まで被害のあった現場周辺の山林や登山道への入山自粛を呼びかけることで合意したと伺っています。
その中で県としては、登山道の閉鎖を検討していると伺いましたが、現在の検討状況はいかがでしょうか。

〇知事
まず、今回、亡くなられた方がいらっしゃいますので、そのことについて心からお悔やみを申し上げたいと思います。
お答えとしては、登山道については、一部閉鎖することになると思います。
県では、4月からツキノワグマ出没警報を発表していたところでありますが、一昨年に発生した死亡事故とほぼ同じ場所で、同じく山菜取りで入山された方がクマに襲われて亡くなられたということで、非常に残念に思うところであります。
今回の事故を受けまして、県としては、八甲田地域に「ツキノワグマ出没特別警報」を出しています。改めて、入山については強く注意を呼びかけていますが、昨日の時点でも、まだ入山している方がいらっしゃったようです。
そもそも、十和田八幡平国立公園の特別保護地区は、タケノコなど山菜採りが禁止されているエリアです。また、クマの生息エリアでもありますので、これはクマに遭遇し、襲われる危険性が極めて高いエリアです。そのことをくれぐれも強く認識していただきたいと思いますし、その呼び掛けについては、メディアの皆さんも是非ご協力いただきたいと思っています。

〇記者
一部閉鎖ということですが、いつ頃から始められるのでしょうか。

〇知事
準備ができ次第実施しますので、皆さんにしっかりアナウンスさせていただきます。

〇記者
2年前にも死亡事故が起こった現場ということですが、2年前には、入山規制という措置を取ることで合意されたと思います。今回、法的な根拠がないという指摘があったため、入山自粛ということになったと聞いています。
この「規制」から「自粛」になったことで、その実効性について知事はどのように思っていますか。

〇知事
私としては特にないですが、国のエリアですので、国がしっかり実効性を持ってやっていただきたいと思います。もちろん我々は、それに対して協力は惜しまないし、むしろ県民の皆さまの命を守るためにしっかりとした対応をしていきたいと思います。法的な根拠がないから何もできないということではありません。しっかりとした対応を国に求めていきたいと思います。

〇記者
昨日の会議で入山自粛で合意した後で、県側から申し出があって登山道の閉鎖を検討しているとのことでしたが、その一度は合意したもののさらに強い措置を取りたいとお考えになったのはどうしてでしょうか。

〇知事
どのレベルで合意したのか分かりませんが、私自身は、その入山自粛で合意したという報告を受けて、さらに強い措置をすべきと申し上げました。そのことが影響しているのだと思います。

〇記者
さらに強い措置を取るべきだということは、登山道に関しては、自粛という措置は不十分だとお考えになられたということでしょうか。

〇知事
不十分です。

〇記者
分かりました。登山道の閉鎖については、法的根拠はあるものでしょうか。

〇知事
我々県が管理している登山道ですから、閉鎖するのであれば、私たちの管理権限の中でやらせていただきます。

〇記者
十和田湖に放置されている遊覧船の件でお伺いします。
ちょうど昨日が、県が今年3月末に出された戒告の撤去期限だったと思います。その後の遊覧船の最新の状況と県のご対応をお伺いします。

〇知事
本日付けで代執行令書を交付することとしております。
すなわち、本日から行政代執行の手続きに入っています。

〇記者
県がこれまで行政指導などたくさんされてきた中、事業者側が戒告にも応じずこういった状況になったことは、知事はどのように受け止めていらっしゃいますか。

〇知事
それは残念です。責任をしっかり取っていただきたいと思います。

〇記者
今後、撤去費用は、事業者に請求すると伺っていますが、県として、事業者側に引き続き求めることなどあればお願いします。

〇知事
もちろん撤去には費用がかかりますし、行政代執行ですので、一旦我々県が負担することになりますが、しっかりと事業者に請求していきたいと考えています。

〇記者
十和田湖遊覧船の関連で、代執行の入札の時期など、決まっていることがあれば教えていただきたいと。

〇知事
入札の時期の詳細は分かりませんが、工事のスタートは8月下旬ということで決まっています。

〇記者
8月下旬に着手ということでしょうか。

〇知事
はい、8月の下旬に着手します。

〇記者
原子力の核燃料サイクルについて伺います。
六ヶ所再処理工場の審査の説明が一通り終わり、知事は先日、担当部局からよく話を聞いて中身を確認したいとおっしゃっていました。核燃料搬入の実施環境も含めて、現状の見解や認識をお伺いします。

〇知事
特に何も変化はないと思います。まだ担当部局からの報告も受けていない状況にあります。

〇記者
変化がない、変わっていないというお答えでしたが、それは中間貯蔵施設への搬入を認める環境にないという状況が、何も変わっていないということでしょうか。

〇知事
少なくとも3月に判断したところから、特に担当部局からの相談もありません。私自身が「どうなっているの?」と聞く環境にもないので、皆さんに対して何か新しいことをお話する環境にはないと申し上げています。
ですから中身のことについては、私は今の時点で答えられる環境にはありません。

〇記者
関連して、経済産業省の赤澤大臣がSF協議会(第9回使用済燃料対策推進協議会)の場を通じて、「しゅん工までの見通しが確かに得られたことを確認した」「官民総力をあげた取組を国として宮下知事にお伝えしたい」と述べられました。
国からの説明を知事自らお聞きになるお考えはございますか。

〇知事
国から私に説明したいというのであれば、それはもちろん受けることになると思います。

〇記者
そのタイミングや時期、説明者についてお考えありますか。

〇知事
特に今の時点ではないと聞いています。

○環境エネルギー部
ありません。

〇記者
国策である核燃料サイクル関連施設を擁する地元のトップとして、知事はこれまで毅然とした態度を一貫して取り続けられていますが、知事が重要と考える核燃料搬入の判断基準とは、どのようなものなのでしょうか。再処理工場のしゅん工の確約ということなのでしょうか。

〇知事
それは中間貯蔵施設の話ですか?

〇記者
実施環境にあるかないかを判断する基準について、知事としてのお考えです。

〇知事
実施環境の判断において、今は手元に資料がありませんが、どのように判断するか5項目か6項目くらいに整理していたと思います。それに当てはめて考えて、それぞれの項目がしっかりと実現していれば、実施環境にあると判断されるのではないかと思います。

〇記者
再処理工場のしゅん工の確約という趣旨も含まれるのでしょうか。

〇知事
逆に言えば、確約というのはどういう意味ですか?確約とは何ですか?

〇記者
知事が3月の時点で、再処理工場のしゅん工は確実に遅れるとおっしゃったことに照らせば、再処理工場のしゅん工が遅れないということが判断基準の一つになるのではないでしょうか。

〇知事
それは、記者さんが勝手に解釈して話を進めているだけで、私が申し上げていることは、私が申し上げている範囲のことでしかありません。

〇記者
私からは、除排雪についてお伺いします。
6月のこの会見の場で、知事は、青森市からの回答が、具体性がなく改善の見通しが立たないとおっしゃいました。その2日後には、県としての見解を文書で公表されました。
青森市は、先週、契約方法の見直しやGPSの導入などについて公表しましたが、これについて、どのように捉えられたか所感をお願いします。

〇知事
特に具体性がまだないと思いますので、しっかりと具体性をもった解決策を提示していただきたいと思います。

〇記者
それについては、改めて県から市に対して求めることはあるのでしょうか。

〇知事
担当部局において、常にコミュニケーションをとっていますので、その中で解決していただきたいと思っています。

〇記者
私も除排雪に関連してお尋ねいたします。
青森市の改善策について、まだ具体策がないというお話をされていましたが、単価契約とか、あるいはGPSを除排雪の重機に全て付けるとか、大枠の部分では宮下知事が以前から求めていた内容に沿っているように受け止めました。
こちらについて、知事としての所感はいかがでしょうか。

〇知事
ですから、先ほど申し上げたとおり、しっかりと具体性を持って、除排雪ができる体制をどう構築するのか、そのことについてしっかりと対応していただきたいと考えています。
今、求められているのは方向性ではなくて、具体策だと思います。

〇記者
もう一点、市町村との除排雪の連携について、県の報告書では、まずそれぞれの管理者が責任を果たすことが重要であると言及されています。
今回、青森市から提示されている対策というのは、まだその責任を果たしている段階ではないという認識でしょうか。

〇知事
私たち県は、青森市のことだけに対応しているわけではありません。青森県は(すべての市町村が豪雪地帯に指定されていて、そのうち)13市町村が特別豪雪地帯に指定されています。雪がほとんど降らない地域もありますが、豪雪市町村との連携については、システムの標準化や、あるいは交差点等での連携、それから除排雪が間に合わなくなった場合の支援についてもしっかりやっていくということです。別にこれは青森市だけではなくて、雪が降る全ての市町村と平等にやっていかなければいけない課題だと捉えています。

〇記者
6月24日付けの地元紙の見出しに「『当面認めない』崩さず」とありまして、使用済核燃料の搬入を当面認めない方針を示している中間貯蔵施設について、「今の時点では状況が変わったとは思っていない」と知事が述べられ、現時点で方針を覆さない考えを示したという記事がありました。
先ほどの質問の繰り返しにはなるんですが、当面認めないという状況は、この先もまだ続くということでよろしいのでしょうか。

〇知事
新聞社が見出しを何と書くかまで、私は責任を持てません。その記事をもう一回読んでもらえば分かると思いますが、私が申し上げたのは見出しの話ではないでしょう。先ほど私は何と言いましたか?

〇記者
今の時点では、状況は変わったと思っていない。

〇知事
そのとおりです。それだけしか言っていません。

〇記者
今日から7月ですが、東京電力が柏崎刈羽原発から使用済核燃料を中間貯蔵施設に搬入する予定としていた期間が7月から9月でした。そこについてはいかがでしょうか。

〇知事
それは私に聞かれても何も答えられません。私自身が考えなければいけなかったことは、今考えなければいけないことではなくて、3月の時点で考えなければいけなかったことは、中間貯蔵施設の操業開始に当たり、毎年度、実施環境を確認することとなったときに、実施環境にはないと判断した、それだけです。それ以降の全国の状況などについては、私は論ずる立場にはないと思います。

〇記者
先ほどの質問にもありましたが、6月18日の使用済燃料対策推進協議会では、赤澤大臣が「しゅん工までの見通しが確かに得られたことを確認した」と発言されています。日本原燃のしゅん工に向けたプロセスは、確かに進んでいるように思いますが、知事としては、現状について、確かな見通しが得られたとお考えでしょうか。

〇知事
ですから、先ほどから繰り返し申し上げているとおり、そのような説明を私は受けていませんので、今の時点で評価することはできません。
皆さん質問したいから、この件ばかり対応しているように思われるのかもしれませんが、そうではないので。この件ばかりずっと考えているわけではないし、常に見解を持っているということでもないです。

〇記者
十和田湖の遊覧船についてお伺いします。
今年度の当初予算に、工事費として4億円弱、代執行を視野に入れた予算が計上されておりましたが、これは撤去費用の全額と捉えてよろしいのでしょうか。

〇知事
令和8年度分です。この事業はおそらく2か年の事業になりますので、2か年分の総事業費ですと、おそらく7億円強かかるという見通しがあります。そのおよそ半分だと理解してください。

〇記者
全額県費となるのでしょうか。

〇知事
費用の半分は国費を考えており、国の補助金を申請しています。

〇記者
湖であるがゆえの撤去の難しさであったり、作業期間の長期化であったり、そういった事情はあるのでしょうか。

〇知事
それはかなりあります。
国立公園で自然環境を保護しながら実施する必要がありますので、まず現地に仮設の桟橋を作り、遊覧船の外側を鉄の板で囲んでドライドックというものを作り、ドック内の水を一度抜いて、その中で解体して搬出するという作業をしなければなりません。その分、費用はかかってくるし、時間もかかるという感じです。

〇記者
改めて事業者に費用を請求する機会もあるのでしょうが、事実上、県費でほぼ負担することが決まった状況だと思います。この7億円もの県費が、こういった形で使われてしまうことに対していかがでしょうか。

〇知事
非常に残念ですよね。遊覧船を放置していた以上に、県政がこのことを放置していたからこのような状況になったと思っています。ですから、やはりこういった対応は、初動が大事だと改めて思っています。
県費で実施することが決まったということではなくて、しっかりと事業者の方には請求していきたいと思います。

〇記者
陸奥湾ホタテ養殖について何点かお伺いします。
冒頭の幹事社質問で、7月に2回目のあり方検討会を行って一定の方向性を示すと知事はおっしゃいました。湾外からの稚貝の移入については、かなり大きな課題があるとのことですが、一定の方向性というのは、どのような形を目指していらっしゃるのでしょうか。

〇知事
それを発表するのが2回目のあり方検討会ですから、今、私が申し上げることではないでしょう。2回目のあり方検討会にぜひ来てください。

〇記者
十和田湖の遊覧船について、先ほどの知事のお話の中で、初動対応が重要だったという認識を示されました。県はこれまで10年の間に26回の撤去指導ですとか、いろいろな対応をしてきたかと思うのですが、どういう対応が必要だったと考えますか。

〇知事
少なくとも所有者がしっかり分かっている時点で、より強い対応が必要だったと思います。
法的な権限とか、十和田市と青森県のどちらがやるのかといった話でずっと宙に浮いていましたよね。そういうことで対応が遅れたことは、非常に残念だと私は思っています。

〇記者
副知事の交代についてお伺いします。
小谷副知事が今月退任されるということについて、まず、どのように受け止めていらっしゃるのかお伺いします。

〇知事
小谷副知事におかれましては、5年間にわたって、青森県政に貢献していただきました。
むつ市長時代には、小谷総務部長としてお付き合いをしていただきましたが、その時も市町村政に対して、非常に温かみのある対応をしていただいていたと認識しています。
また、私が知事になってからは、副知事として3年間、一緒に仕事をしてきました。その中では、ある意味、市町村を巻き込んで、あるいは業界を巻き込んで、日本でも例がないような新しい事業や制度、政策というものを実施してきました。その中で、小谷副知事には本当に調整力、それから政策の企画・立案能力を発揮していただき、高い見識、あるいは調整力を示していただきましたので、私自身、小谷副知事には本当に感謝しています。

〇記者
新たに着任される副知事に対する思いもお聞かせください。

〇知事
これまでの総務省での地方自治、地方行財政、あるいは地方振興に関する仕事、そして各県での現場での仕事を生かして、青森県でもしっかりと良い仕事をしていただきたいと思います。

〇記者
知事ご自身も任期が残り1年となりましたが、これからの1年について教えてください。

〇知事
公約についても仕事についても、しっかりと仕上げていくタイミングだと思いますので、これまで以上に発信力を高め、あるいは対話の機会を増やして、県民目線で仕事をしていきたいと思います。

〇記者
クマの関連でお伺いします。
先ほど質問させていただいた時に、登山道については、自粛では不十分であるという趣旨だったと思いますが、自粛では不十分であると考えられた理由を教えてください。

〇知事
クマは、どこにでも出没するでしょう。
クマの生態から考えると、一度人を襲って、また繰り返し人を襲う可能性のあるクマがいるエリアは非常に危険です。その危険な状態がある程度緩和されるまでは、閉鎖すべきであると私は考えています。

〇記者
国の管理となる山林の部分について、知事は先ほど、実効性のある対応をしてほしいとおっしゃっていたかと思います。山林については自粛という呼びかけのレベルである一方、登山道については閉鎖の方向で検討ということでレベル感が違いますが、知事は自粛の呼びかけに実効性があるとお考えでしょうか。

〇知事
どう呼びかけるか、どう対応するかが大事なのであって、ただ単に「自粛を呼びかけます」とホームページに書いてあるだけなら、これは「自粛の呼びかけ」をやっているのかやっていないのかよく分からないです。
「呼びかけしました」「どこでやったの?」「ホームページに書いています」「やってないじゃない」という話になるでしょう。
例えば国の森林管理署の職員がパトロールするとか、パトロールした時に入山者に警告するとか、車がいたらその車に警告を残すとか。
そもそも入山規制のエリアに立ち入れば、拘禁刑または罰金になるわけですから、そういった対応を強く警察当局と連携してやるべきです。
自粛という対応を一つとっても、やることを変えれば、あるいは徹底してやるべきことをやっていけば、環境は変わるわけでしょう。そういう対応をしていけばどうですか、という話を私はしています。

〇記者
北海道新幹線の整備についてお伺いします。
少し前の話になりますが、財務省が4月23日の財政制度等審議会の分科会で、北海道新幹線の未開業区間の新函館北斗と札幌間について、トンネル工事の長期化などで事業費が増加するとの見通しに基づいた試算を示しました。
試算では、当初1.1だった事業全体のB/Cが、単純計算で0.6程度。残る事業のB/Cも単純計算で0.9程度になる見込みで、「基本的にはプロジェクトを中止すべき水準」と指摘しています。
北海道新幹線の沿線である青森県として、財務省の試算の受け止めをお尋ねしたいのと、知事はこれまで地方のインフラ整備は、費用対効果以外の要素も重視すべきとの認識を示されていますが、新幹線整備でも同様にお考えでしょうか。

〇知事
本県とつながっているから関連するということで申し上げます。
まず、試算の受け止めについてですが、今、社会的割引率は4.0パーセントとなっており、かなり高い水準になっていると思います。
今は、長期金利も4パーセントまではもちろんいっていないわけですから。そもそもB/Cが1いっていないこと自体、少し私は疑問があります。これはB/Cそのものの議論として疑問があるということです。
それからもう一つは、B/Cだけで試算することが、本当に相応しいかどうかです。一つはストック効果と言われているものがあって、要するにインフラ整備したことによって、観光需要がどのぐらい増えたとか、企業立地がどれぐらい進んだとか、あるいは経済効果がどれぐらいあったかという話も含めて考えるべきことだと思います。B/Cが1以下だということについて、B/Cの算定式自体への疑問と、更にストック効果といった話は、しっかり考えるべきだということは言えるのではないかと思います。

〇記者
その上で、今、札幌開業の時期が2038年度末と大幅に後ろ倒しとなっている状況ですが、札幌開業の必要性についてはどうお考えでしょうか。

〇知事
私が言うべきことではないと思います。新幹線がつながっていくのは良いこととは思いますが。

〇記者
7月16日、17日に鳥取市で全国知事会議が開催されます。
昨年は青森開催でしたが、参議院議員選挙の直後で、新興政党の躍進ですとか、与党が敗北したことを踏まえて、いろいろ議論されたかと思います。
今回の全国知事会議には、知事として、どのように臨まれて、どういった分野がポイント、論点になるとお考えでしょうか。

〇知事
まず、認識が少し違っていて、与党が負けたということが前提となる会議ではないと思います。与党が負けたという言い方ではなく、むしろ選挙の結果によって流動的になっているということだと思います。知事会にとっては与党も野党もありませんので、そこは、事実誤認はしないようにしていただきたいと思います。
ご質問が2点あったと思いますが、1点目のどのように臨むかということについては、これは別にいつも同じで、今、青森県が抱えている課題を県民目線でしっかりと全国知事会の中で訴えて、全国知事会の中で全国の課題としても認識していただいて、国への要望の中に入れていくことが、まず一つあると思います。
それから、2点目の論点としては、やはり偏在是正というものが一つの大きな論点になるだろうと考えています。

〇幹事社
それでは、最後に知事からお願いします。

〇知事
私から皆さんに、呼びかけたいことが2点あります。
1点目ですが、八甲田エリアにツキノワグマ出没特別警報を発表していますが、もちろん全県でクマが出没しています。山に入る際は、特に注意が必要だと思っていますし、山でなくても、町の方にもクマが出ることはあります。
ですから、まずは「くまログあおもり」に登録していただき、クマの出没状況を確認できる環境を整えてください。
それから屋外での活動は、複数人で行ってください。また、ラジオや鈴など音の鳴るものを携帯してください。基本的にはクマは臆病ですから、人がいれば近づいてきません。ただ、一度襲うと繰り返し襲ってくるということはあります。屋外での活動の際は音を出して、「ここに私たち人がいるよ」とクマにアピールしていただきたいと思います。
それから、作業に夢中になりすぎると、クマが近くにいても警戒できないこともありますので、周囲の状況を常に確認していただきたいと思います。クマはすごく嗅覚が優れている動物ですので、食べ物や生ごみを屋外に放置すると近づいてくるきっかけになります。この点についても是非、皆さん注意をしていただきたいと思います。また、目撃した場合は、最寄りの市町村や警察に通報、そして「くまログあおもり」への投稿ということでお願い申し上げます。
2点目は地震についてです。マグニチュード7クラスの比較的大きな地震が頻発しています。これは青森県防災ハンドブック「あおもりおまもり手帳」から抜粋したものですが、大きな地震が来た時には、やはり日頃の備えが重要になります。水や缶詰、お菓子などの備蓄品を準備していただきたいと思います。
1日につき成人1人あたり、水は3リットル、食料は2,000カロリーを目安に備蓄してほしいと書いていますので、覚えておいてください。ほかにも備蓄品がいろいろ掲載されていますので、参考にして準備していただきたいと思います。
私の家にはこういう備蓄品を詰め込んだ防災リュックが家族分あって、避難する時はその防災リュックを持ち出して逃げようと、家族みんなで話して準備しています。
非常時の持ち出し品は、このようなリュックサックに入れて準備していただきたいと思います。
もう一つ、やはり家の中でも、本棚やタンス、テレビなどが倒れてくることが危ないです。物が上から落ちてきて怪我するケースがありますので、家具の落下防止やガラスに飛散防止フィルムを貼るなど、家の中の安全性もこの際に高めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
いずにしても、やはり自助、共助、公助の順番で非常に重要になってきます。自らの安全は自ら守るということが第一で、そして家族や近所の皆さんと助け合うこと、さらに私たち県や市町村、あるいは国が応援に行くということで、防災、災害対応は完結しますので、まずは自らの身を守るという行動を日頃から、備えを強化していただきたいと思っております。
そのことをお伝えして、7月の定例会見とさせていただきます。
本日もありがとうございました。

過去の記者会見録

令和8年度 令和7年度 令和6年度 令和5年度 令和4年度 令和3年度 令和2年度 平成31年度(令和元年度)  平成30年度  平成29年度  平成28年度  平成27年度  平成26年度  平成25年度  平成24年度  平成23年度  平成22年度  平成21年度  平成20年度  平成19年度  平成18年度  平成17年度  平成16年度 

この記事をシェアする

  • facebookでシェアする
  • Xでシェアする
  • LINEでシェアする

フォローする

  • facebookでフォローする
  • Xでフォローする