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更新日付:2024年8月7日 保健衛生課
ハンセン病を正しく理解しましょう
お知らせ
- R6.8.7 【請求期限が令和11年11月21日まで延長されました】ハンセン病元患者家族に対する補償金制度について
- R6.6.17~21 「ハンセン病を正しく知ろう展」(パネル展)を開催しました。
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R6.2.22 国立ハンセン病資料館 開館30周年記念講演会「森と資料館を創った人々の想いを受けて」~30年間の人権学習の取り組み~が開催されました。
※詳細は、国立ハンセン病資料館ホームページまたはチラシ[243KB]をご参照ください。 -
R5.8.2 「第44回ハンセン病医学夏期大学講座」が開催されました。
※詳細は、国立感染症研究所ホームページまたはポスター[379KB]をご参照ください。 - R5.7.13 国立ハンセン病資料館 2023年度企画展「らい予防法闘争」七〇年ー強制隔離を選択した国と社会ーが開催されました。※詳細は、国立ハンセン病資料館ホームページへ。
- R4.7.30 ハンセン病問題に関する「親と子のシンポジウム」が開催されました。※外部のページにリンクします(シンポジウムURL)。
ハンセン病はどのような病気ですか
ハンセン病は、かつては「らい」と呼ばれた、感染力の極めて弱い病原菌による慢性の感染症で、基本的には皮膚と末梢神経の病気です。
皮膚の表面に斑紋などが生じたり、末梢神経が侵され知覚障害が起こるため、傷ができてもわからなかったりすることもあり、外見上に特徴的な障害が生じることがありますが、治った後に残る変化は単なる後遺症にすぎません。
現在では、化学療法の発達により治る病気になっています。
ハンセン病に罹(かか)る人は多いのですか
らい菌はとても感染力の弱い菌で、らい菌が体に入っても、多くの場合、抵抗力で排除されます。発病させる力が弱く、たとえ感染しても、十分な栄養がとれ、衛生的な社会で発病することはほとんどありません。現在の日本の衛生状態や医療状況、生活環境等を考えると、らい菌に感染してもハンセン病になることはほとんどありません。
どのような治療をするのですか
昭和18年(1943年)、アメリカで「プロミン」という薬が発表され、その3年後に青森市出身の薬学者 石舘守三 が国産化に成功しました。
その後、様々な薬が開発され、現在では有効な薬剤を使うことで確実に治療でき、早期に発見し適切な治療を行えば、顔や手足に後遺症を残すことなく治るようになっています。
ハンセン病問題基本法への対応
ハンセン病問題の解決の促進に関する法律(平成21年4月1日施行)第5条において、「地方公共団体は、基本理念にのっとり、国と協力しつつ、その地域の実情を踏まえ、ハンセン病の患者であった者等の福祉の増進等を図るための施策を策定し、及び実施する責務を有する。」こととされています。
この法に基づき、県では、ハンセン病に対する正しい知識や人権を守るための普及啓発事業の実施や療養所入所者への福祉の増進や社会交流事業への支援を行っています。
青森県のハンセン病知識普及啓発事業
ハンセン病に対する正しい知識の普及と福祉施策を推進することにより、本県にある「※国立療養所松丘保養園」及び県外の療養所に入所する本県出身者のハンセン病回復者の名誉の回復及び社会復帰の促進を図っています。
※青森市石江にあるハンセン病療養所 松丘保養園ホームページはこちら
1 人権啓発活動地方委託事業を活用した事業
(1)高校生に対するハンセン病に関する普及啓発映画の上映
(2)啓発パンフレットの作成及び配付
(3)ハンセン病の正しい理解を促進するためのパネル展の開催
2 青森県ハンセン病協会委託事業
(1)青森県出身者が入所する県外療養所への地元新聞の配達
(2)松丘保養園県人会レクリエーション活動への助成
(3)療養所に入所している青森県出身者に対する年末見舞金の贈呈
資料等
○ハンセン病を正しく理解しましょう[2016KB](啓発パンフレット)