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更新日付:2022年4月1日

青森県の文化(伝統工芸)

青森県の伝統工芸

あけび蔓細工(つるざいく)

 江戸時代の末に、岩木山麓の嶽温泉で、湯治客への土産品として、炭籠・手提げ籠等を作ったことに由来します。
 全て手作業で、丹念に編み上げられ、色合いや野趣豊かな手触り、多彩な編み模様が落ち着きと自然の温かさを感じさせます。

津軽塗

 江戸時代、津軽藩召し抱えの塗師によって始められたと伝えられています。
 津軽塗の代表格である唐塗は、ヒバの素地から塗り、研ぎ、磨きを繰り返し、約50もの長い工程を経て完成される堅牢優美な塗物であり、その他にも多彩な紋様があります。
 国の指定を受けた県内唯一の「伝統的工芸品」です。

こぎん刺し

 江戸時代、津軽の農民は木綿の衣料を着ることが許されず、麻地の着物を重ね着して寒さをしのいでいました。そこで、農村の女性たちは、保温と補強のために、麻の布地の要所要所に木綿で刺子を施しました。織目に沿って一針一針刺された幾何学紋様は、北国の女性の繊細さと力強さを象徴しています。

南部裂織(なんぶさきおり)

 衣料が貴重だった江戸時代に、着古した着物や布を再生する機織りの一技法として生み出されました。
 細く裂いた布を横糸に、木綿糸を縦糸にして織った裂織は、丈夫で暖かく、カラフルな色移りが特徴的です。

八幡馬(やわたうま)

 藩政時代、八戸市の櫛引八幡宮境内で流鏑馬が行われた際の奉納馬を模して作られたものです。
 胴体は、原色を基調とし、昔の花嫁の輿入れにみられた乗馬の盛装を模した模様が描かれています。日本三駒の一つにも数えられている代表的な郷土玩具です。

津軽びいどろ

 陸奥湾近辺で作られていた漁業用浮玉の製法を応用して作られるようになったガラス工芸品です。
 「宙吹き」の技法を用いて、美しさと実用性を兼ね備えた透明感あふれる工芸品が生み出されます。

津軽凧

 津軽藩士の内職として、江戸時代から作られるようになりました。
 津軽地方では寒さで竹がなかなか育たないため、凧の骨には、ヒバ材を薄く削ったものを用いています。凧絵には、弘前ねぷたさながらに見る人を引きつける勇壮な武者絵が多く描かれます。

温湯(ぬるゆ)こけし

 大正時代の初めに、黒石市の温湯温泉で作られ始めました。
 胴に描かれるアイヌ模様や睨みをきかせるダルマの顔、津軽藩の家紋から取り入れたといわれる牡丹の花、すそ広で膨らんだ胸と極端な腰のくびれなどは、温湯こけしならではの特徴です。
関連ホームページ:青森県の伝統工芸品

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