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更新日付:公開日:2025年7月3日

稲作生産情報第5号を作成しました

内容

○ 「まっしぐら」の生育は平年より3~4日程度早まっています
○ 適切な水管理で幼穂の保温と根の老化防止に努めよう!
○ 適正追肥で穂数・籾数を確保し、食味・品質にブレのないお米を生産しよう!

1 生育状況と生育の見通し
・「まっしぐら」の6月30日現在の生育は、平年と比較して、草丈が大幅に長く、㎡当たり茎数がかなり少なく、葉数が0.5枚多くなっている。葉数からみた生育進度は、平年より3~4日程度進んでいる。
・6月30日以降の気温が平年並に推移した場合、「まっしぐら」の幼穂形成期は7月3日~14日頃、出穂期は7月27日~8月8日頃と予想される。

2 水管理
・中干しは幼穂形成期までに終える。低温が続くことが予想される場合は、直ちに入水して水深を5~6㎝程度に保ち、稲を保温する。
・生育が遅れ、必要茎数を確保できていないほ場では中干しを行わない。
・充実した花粉の数を増加させるため、幼穂形成期から10日間は、気温の高低に関係なく水深10㎝程度の「幼穂形成期深水かんがい」を行う。
・穂ばらみ期(おおむね出穂前15~7日頃)は低温に最も弱い時期に当たることから、日平均気温20℃、最低気温17℃以下の低温が予想される場合は、15~20㎝程度の深水管理により幼穂を保温する。高温が続く場合は、4㎝程度の水深にして、時々水の入換えを行い、根の老化防止に努める。
・地耐力が低いほ場や中干しができなかったほ場では、葉耳間長+4cm(おおむね出穂7日前)から出穂期までの期間に落水し、地固めを行う。なお、低温が予想されるときには深水管理とする。

3 追 肥
・幼穂形成期や葉色の低下を確認して、稲の生育に合わせた無理のない追肥を行う。
・幼穂形成期に葉色が濃い場合は、減数分裂期(幼穂形成期後10日)までに葉色の低下を確認してから追肥する。
・減数分裂期以降は、食味の低下を招くので追肥は行わない。
4 病害虫防除
・補植用の苗は葉いもちの発生源となるので速やかに処分する。
・斑点米カメムシ類の発生密度を抑制するため、7月中旬までに水田周辺の雑草地などの草刈りを地域ぐるみで行う。また、畦畔(けいはん)の草刈りについては、水稲の出穂7日前までに終える。
・農薬を散布する場合は、薬剤の使用時期、使用量、使用回数を遵守するとともに、近隣の農作物に飛散しないようにする。
・飼料用米等は、使用できる農薬の種類や使用時期等を指導機関や契約先に確認し、ドリフト対策を徹底する。

日程

2025年07月03日

関連ホームページ

添付資料

お問い合わせ

農産園芸課
稲作・畑作振興グループ
総括主幹 八島 敏行
0177349480

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