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更新日付:2023年1月25日 

りんご生産における今後について

受付年月日
分野 事業
2022年9月22日 農林水産 知事とのフレッシュトーク

提言内容

 黒星病では、近年、農薬への耐性菌が現れ、農園で大きな被害が出た。
 化学農薬、特に病原菌や害虫だけでなく、周りの多くの生物に影響を与える農薬は、環境への負荷が大きく生態系を壊すことに繋がる。
 農林水産省は、「みどりの食料システム戦略」の中で2050年までに化学農薬の使用を半分に減らすことを目標としているが、耐性菌対策では、耐性菌が発生し難い農薬を開発し導入することも含め、防除方法を常に見直すことが大事だと思う。また、病気に抵抗性があるりんごの栽培を増やすことも1つの手だと考える。

提案への回答

 国の農薬削減の動きとして、「みどりの食料システム戦略」があります。今年、この法律が一部改正され、今後の国内防除は、予防を中心とした化学農薬のみに依存しない総合防除、すなわちIPM(Integrated Pest Management)を推進することとなりました。
 県では、生産者のIPMの理解や取組拡大を図るため、IPM実践指標という自己チェックシートや、写真・図版入りの解説本を策定しており、りんごでも策定済みです。IPM技術には、薬剤抵抗性対策もありますので、農薬の削減や黒星病のまん延防止にも繋がります。(食の安全・安心推進課)
 りんご黒星病は、平成27年ごろから見られるようになりました。特効薬の開発により収束しましたが、薬剤だけに頼る防除は、いずれ薬剤耐性菌を出現させることになります。
 そうならないよう薬剤の使い方に注意しながら、被害果や被害葉の摘み取り、収集処理など耕種的防除を組み合わせた総合的な防除をこれからも推進することが重要であると考えています。(りんご果樹課)

担当部署
農林水産部 食の安全・安心推進課
農林水産部 りんご果樹課

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電話:017-734-9138  FAX:017-734-8031

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